虫歯予防指導

1. 虫歯の原因は, 刃物と火力を使った加工食品を食べるため, 歯を使わないことにあります. 食事の最後に生の食品の塊を齧って食べる習慣を付けると, 歯磨きに頼らなくても, 歯の周囲は清潔に維持され, 虫歯になり難くなります.

2. 毎日、歯磨きをしているのに虫歯ができたという方がいらっしゃいます。それは、正しい歯磨きができていない証拠です。不完全な歯磨きでは、100回したとしても意味がありません。虫歯を予防するためには、歯垢を100%落とす丁寧な歯磨きをすることが大切です。小笠原歯科では、虫歯を作らない簡単な予防方法を、来診された方にお教えしています。

3. 歯垢が2日間以上同じ歯の表面に付着していると、内部にネバネバした多糖質のデキストランという物質ができます。この中に虫歯菌がつくり出した乳酸が蓄積して、PH5.4以下になると, 歯のエナメル質を溶かします。これが虫歯です。虫歯を防ぐためには、不完全な歯磨きを100回するよりも、100%歯垢が落ちる丁寧な歯磨きを食後に1日1回することが有効です。

4. 来診された方に、虫歯を作らない簡単な方法をお教えしています。小笠原歯科では、歯科衛生士が1人1人の歯垢を位相差顕微鏡で調べたり、細菌培養検査をしたりして歯垢の細菌を特定してから対処方法を指導することもできます。また指導の際には、自分の歯垢がどのようなものか、位相差顕微鏡の様子をテレビに映し出して実際に見ることもできます。

5. 虫歯予防方法は、何も歯磨きなどが万能ではありません。本来「歯磨きは必要のない行為です。」なぜなら、自然界は, 勿論, 世界中の動物園の哺乳類で, 歯磨きなんかしている動物は一匹もいないことを貴方は良く御存じでしょう。歯は自然に存在する形のまま食物を齧るだけで自ずと清潔に維持され、虫歯などに悩まされる危険性はまったくないものです。

6. それを文明食品は、刃物を使って、歯を使わずに細かく切り崩し、加熱して柔らかく加工しているために、「使わない物はダメになる」という自然界の法則が働いているに過ぎません。
刃物を使う「料理」と, 熱を使う「調理」が食品を柔らかく加工して消化を助ける反面、歯を使わせず、食後に歯の表面に付着残存して乳酸発酵を促進して虫歯を発生させる原因を作っています。

7. 塊の食品を齧るだけで歯の表面周囲はマッサージされて清潔に保たれる構造を備えていますから、「余りにもカロリー学説に汚染され過ぎたカタカナ料理を食べる習慣」に反省が必要です。

8. 飲食後に歯の周辺全体を丁寧に嘗めて唾液を歯間に通して食べ滓を綺麗にする習慣を守るだけで、虫歯予防効果は随分高まります。1) 新鮮な唾液には酸を中和する緩衝能力があり、また2) 唾液にはリゾチームという殺菌酵素が含まれています。さらに、3) 歯垢の94%を占めている偏性嫌気性菌は唾液に含まれる酸素によって殺菌されますから、唾液を歯間に通すことは極めて効果的です。

9. そして、4) 新鮮な唾液にはカルシウムやマグネシウムの飽和溶液ですからなどが含まれているため、初期の虫歯を完全に回復させ、復元する能力がありますから、この意味でも、唾液を歯間に通すことは有効な虫歯予防になります。