歯周病治療

1. 歯周病の原因は, 歯垢:や歯石ではありません. それゆえ, 私は歯周病学会の定説である1) 歯周ポケット測定と, 2) 歯石除去, 3) SRP=歯石除去と根面平滑化, 4) 歯肉剥離掻爬手術を厳重に禁じています(★P1=Arnim, ★P2=井上 孝).
歯周病学会の定説に従って, 歯周ポケットを測定していたら,(★P3=P.49下半分の#37)や,(★P.4= WHの#44,34)は, 必ず抜歯になっていた筈です.

2. 歯周病の原因は, 咬合性外傷と呼ばれる上下の歯に加わる側方力や回転力です(★P5=M). ですから, 歯石除去を行えば, 行う程, 歯周病は一層進んで, 悪化することが1950年にTexas大学Prof.Sumpter Arnimが提唱している通りです(★P1)

3. 下顎の開閉運動回転軸方向の遊びであるImmediate Side Shift Movement: ISSをゼロにできると, 「歯軋り」は無くなり, Wide Centric OcclusionがPoint Centric Occlusion (★P6)になり, 1963年にT.Messermanが提唱した「咬合の基本原則」(★P5)が満たされますから, 歯槽骨吸収を伴う重症の歯周病は, 確実に完治して, 歯石が沈着しても, 再発しません(★P7-1,2=WH, ★P8=P.88〜91).

4. ヨーロッパ・アメリカ・日本の矯正歯科学会指導医が実施している「個性正常咬合」(★P9=1,2,3=みんなの矯正)を基準とした「審美矯正」(★P10=1,2=KY, ★P11=33=OH)は前歯部の垂直被蓋量:Over Biteが1.5〜2.0mmです, 1%の矯正学会指導医のパンフレットでも, 1.5〜2.0mmmです(P12=峰田).

5. 臼歯離開咬合を確実に確保するには, 前歯部の垂直被蓋量:Over Biteは4.0mm程度必要(★P13)です. 「審美矯正」では, 正常咬合を破壊しており, 先の「咬合の基本原則」(★P5)を破壊していますから, 成人後に審美矯正を受けた患者の多くは, 歯槽骨破壊吸収を伴う重症の歯周病になり, 多数の歯を喪失しています(★P14=JM).

6. 原因となっている咬合関係を治すため、咬合矯正治療を行うことが重要です。口臭や排膿の症状がある場合は、嫌気性菌を抗生物質で駆除します。その他、歯周病になりにくい体質に改善するため、酸性食品を抑制し、アルカリ性食品を摂取することをおすすめしています。

7. 日本歯周病学会や日本歯科医師会が定説としている「歯石を除去する予防法や治療方法」は大きく間違っています。また、歯周ポケットを測定する行為は傷害行為で極めて危険です。測定する度にポケットは深くなり、歯周病は促進されてしまいます。(★P1)

8. ちなみに, 私は1967年〜1974年まで, 丸7年間, 東京医科歯科大学歯学部歯周病学教室に専攻性や副手として在籍していました. 現在まで, 日本歯周病学会の正会員です. 勿論, 日本歯科医師会会員でもあります.

小笠原歯科では、適切な治療を行い、完治するだけでなく, 再発を防いでいます。